|
|
ロザリオとバンパイア
『ロザリオとバンパイア』は、池田晃久作のファンタジー漫画である。2004年5月号〜2007年7月号まで、第1部を「月刊少年ジャンプ」で連載された(全38話)。同誌の休刊に伴い週刊少年ジャンプ2007年43号からの一時間借りを経てジャンプスクエア2007年12月号にて第2部『ロザリオとバンパイア Season II』を連載開始。それに伴い話数をリセットした。2006年5月にドラマCD化。2008年1月3日
にはテレビアニメが放送。
ストーリー
平凡な少年・青野月音は、高校受験に失敗し、最後の希望校として妖怪が通う学校、陽海学園に通うことになる。入学式の日に、その学校で美少女バンパイア・赤夜萌香に出会う。血がおいしいという理由で月音は萌香に気に入られる。陽海学園では正体をばらすのは校則違反で人間はいてはいけない。月音は萌香に人間だということを教えないことにしていたが知られてしまう。それでも萌香は月音が人間であるのを許して秘密にする。だが正体を隠しつつ妖怪だらけの学校で生活をするのは前途多難、四苦八苦。災いは一難去って、また一難。果たして月音はこの学校で無事に生活することができるのだろうか。
登場人物
陽海学園
妖怪だらけの学校。強力な結界で、人間界から隔離されている。人間界に居場所がない(正体を隠せない・適合できない)妖怪のための学校であり、基本教養のほか人間界に適合するための教育も行う。人間が入ることはご法度であり、正体がばれた人間は一人残らずいなくなっているという。また妖怪だらけという特性上、たくさんの問題児を抱えている。
新聞部
記載されている声優はキャストはアニメ・ドラマCD共通
;青野 月音(あおの つくね) :声:岸尾だいすけ
:どこにでもいる平凡な少年。6月22日生まれ。かに座。O型。高校受験に失敗し、滑り止めの高校であった陽海学園で人間だということを隠して生活することになる。入学式で出会った赤夜萌香に気に入られた。見るからにして冴えない容姿だが、不思議と人(妖怪?)を惹き付けるようで、月音のことを気に入った者が複数いる。感情を剥き出しに怒るとヒステリックになる面も。「平凡」と呼ばれるにふさわしいその成績は、勉強は中の中テストの順位ど真ん中(128番)、体育は人間並みである。部活は新聞部に入っている。
:学校生活を送るうち徐々に打ち解けていき、学園の人気者になっていく。しかし、人見の良さ故の人気がはぐれ妖(あやし)達の目の仇となり、萌香に首筋から注ぎ込まれた吸血鬼|バンパイアの血によって半妖(暴走すれば妖怪)に近い身体になってしまい、はぐれ妖の不良連中が結成した組織「反学派(アンチテーゼ)」に命を狙われる破目となってしまう。萌香の血を複数回与えられたことが原因でグール(屍食鬼)となった経験から、自身の能力を危惧していたが、エクソシストの理事長に月音に潜在する妖怪(バンパイア)として実力を見込まれたことをキッカケに、自身が学園にいられるようになる為に、そして最愛の萌香を守る為に、自ら過酷な運命に立ち向かい、反乱を起こそうとするはぐれ妖達に戦いを挑む決意をする。
:現在5人の女の子(萌香、くるむ、ゆかり、みぞれ、瑠妃)が月音に好意を寄せている。
;赤夜 萌香(あかしや もか):声:水樹奈々
:容姿端麗・頭脳明晰のパーフェクト美少女。その正体はバンパイアで、初めて直に吸ったという月音の血が大好物。人間の学校で孤独を味わったため(本当は、美しすぎて近寄りがたかっただけ)、一人でいることを嫌い、ずっと友達がほしいと思っていた。二人の姉と、一人の妹がいる。陽海学園でのテストの成績は13番。部活は新聞部。
:バンパイアの力を抑えるために胸にロザリオをつけている。何故か、そのロザリオをはずせるのは月音だけ(月音がロザリオをはずせる鍵の役割をしているものと思われる)。ロザリオをはずすと「覚醒」し、別人格になる。冷徹で凶悪な不死のバンパイア。妖怪の中で一番力が強く、知っている者から「力の大妖」と呼ばれている。普段の姿は赤(亜麻色)の髪に黒い瞳だが、覚醒時は銀髪に赤目となる。また、覚醒時の彼女も月音の血が大好物。明確な意思を示したわけではないが、月音には好意を寄せている模様。覚醒時の萌香も好意に近いものを抱いている節がある。
;黒乃 胡夢(くろの くるむ) :声:福圓美里
:可愛らしい容姿をした巨乳のサキュバス。最初は自分でなく、萌香に夢中になった月音を無理やり奪うことを目的としていたが、萌香にやられそうになったときに庇ってもらったことで、月音に本格的に惚れた。初めは学園ハーレム化の障害となった萌香にライバル心を抱いていたが仲良くなる。お菓子が好きで、自分でもクッキーを焼いたりしている。だが萌香には毒入りクッキーで月音にはホレ薬が入ったクッキーを作ったりと、お菓子を使ったイタズラが好きらしい。頭がかなり悪い。月音と萌香が入ったというのを理由に新聞部に入っている。
:サキュバスであり小悪魔ぶってはいるが、くるむの母親やバンパイア化モカが言うように、本質はサキュバスらしからぬ純情な乙女である。
;仙童 紫(せんどう ゆかり) :声:こやまきみこ
:高校一年生だが、実は12歳の天才少女である魔女。魔女は半妖なので、人間からも妖怪からも嫌われていて、極度の人間不信になっていた。孤独から救ってくれた萌香と月音が大好きになり、2人をこよなく愛する。杖(マジカルステッキ)を駆使して魔法を使い、その魔法でのイタズラが度を越えることもしばしば。「魔女」「子供」という要素から、人間や妖怪問わず「ロリコン」「萌え」要素に目をつけられる。常に敬語を使っていて、「ですぅ」などという言葉が目立つため、一部を狙っているぶりっ子。胡夢とは(胸の大きさなどで)いがみあいながらも、最近は良きコンビになりつつある。陽海学園でのテストの成績はトップクラスの一番。部活はみんなと同じ新聞部。
;白雪 みぞれ(しらゆき みぞれ) :声:釘宮理恵
:1学期は不登校だった月音のクラスメイト。とても繊細な雪女。月音が大好きで、いつも月音と一緒にいる萌香に嫉妬心を燃やす。だが恥ずかしがり屋な性格が災いして、月音のストーカー状態でつきまとっている。クールで表情をあまり変えない。いつも棒つきキャンディー(冷気を封じ込めたもの)を口にくわえている。陽海学園新聞の影のファンで、特に月音が書いた記事が気に入っている(記事をスクラップにしているノートには、月音への思いがびっっしりと綴られている)。周囲を凍らせるだけでなく、氷のオブジェを作ったり、雪を降らせることができる。
;猫目 静(ねこのめ しずか) :声:井上喜久子
:つくねとモカのクラス担任。妖怪しか入学できない(はずの)陽海学園の教師。新聞部の顧問を務めている。基本的に性格は陽気でいいかげんだが、都合の悪いことは有耶無耶にしてしまう。その正体は謎につつまれているはずだけど……すっかりバレバレ!?
;森丘 銀影(もりおか ぎんえい) :声:関智一
:月音たちの所属する新聞部の唯一の先輩にして部長。美男であるが下心むき出しの狼男|ウェアウルフ。常に関西弁を話す。見た目どおりの軽い男ではあるが、罪を人になすりつける特技を持ち、悪さをしても見つからない。萌香を自分のものにするため、邪魔者となる月音を罠にはめようとしたが、結局失敗に終わってしまい、自業自得として女子に忌み嫌われる存在に。しかし、実際は仲間思いの好青年である。成績は良好ではない模様。最近ではなぜかあまり出番が無い。
陽海学園の教師と生徒達
;石神 瞳(いしがみ ひとみ)
:美しいものを愛し同性である女のコに大人気だった元・美術教師。正体は生物を石にするというメデューサ。石化能力によって気に入った女子生徒を石像にしコレクションしていた。新聞部により悪事を露見されてしまい、復讐心を抱く。月音の正体が人間であることに気づき、それを利用しようとする。 ;九曜(くよう)
:学園の治安を守る公安委員会の幹部。自分の考えを絶対正義と信じ、その為ならどんなことでも厭わない、極めて冷酷な卑劣漢。昨年、新聞部に公安を批判されたことにより、新聞部を目の仇にしている。その時から銀影と敵対していた模様(しかし銀影は公安委員会の一員達に敵わないせいで、彼の前では常に頭を下げていた状態だった)。正体は火を操る術を得意とする妖狐であり、壮大な妖力を持つ。
;籠女 李々子(かごめ りりこ)
:陽海学園で数学を教えているセクシー教師。実は好戦的なトラブルメーカー。胡夢のクラスの担任で、教育熱心だけど周りがみえなくなってしまうこともアリ。フェロモンを振りまいていて、男子生徒からは大人気。正体は魅惑を放つラミア。裏で気に入った男子生徒を「学力アップ」と評して洗脳を行っていた。バンパイアとなった萌香に叩きのめされた後は反省している模様。
;小宮 砕蔵(こみや さいぞう)
:暴力で欲望を満たそうとする、はぐれ妖(あやし)の不良。入学した月音・萌香と同じクラスの新入生。人間社会で問題を起こしすぎてしまい、この学園に入れられたという経歴を持つ。「人間はみんな喰ってしまえばいいし、美女は襲えばいい」という危険な思考回路を持つ。萌香にアプローチをかけるが拒絶されてしまい、近くにいた月音に逆恨みする。
;御堂 楔(みどう くさび)
:圧倒的な破壊力を持つはぐれ妖の「組織」に身を置く男。はぐれ妖であることのコンプレックスからか、自身の出自によるものか、エリートの純血種を必要以上に憎む。しかし実力は高く、早さと力を兼ね備えている。萌香を人質にし、月音を一方的に虐げるが、「妖怪」として覚醒した月音に敗れた。後に入院した際、麻子に始末された。
;薬丸 麻子(やくまる まこ)
:はぐれ妖の後始末屋である女性。看護師になりすまし、月音を始末しようとする。自分の体液を相手に注入することで、意のままに操ることができる。
;吉井 霧亜(よしい きりあ)
:バンパイア状態の萌香に興味を持つ、はぐれ妖の刺客。胡夢の月音への思いを利用して、萌香を罠にかける。
;金城 北都(かねしろ ほくと)
:学園祭運営のための委員会を統率するリーダー。学園祭実行委員会会長でもある。頭脳明晰で文武両道、強い指導力とカリスマ性を持ち、委員会のメンバーや教員達の信頼も厚い。学園の平和を熱く説くが、実は「反学派(アンチテーゼ)」を率いて学園を破滅に導こうとしていた。もとは人間だったが、霧亜の妖の血液が体内に入る事によって、月音が屍鬼(グール)になったときと同じ状態になっていた。
その他
;青野 かすみ(あおの かすみ)
:優しい性格をしている月音の母親。月音が陽海学園に入学するキッカケを作った一人。
;橙条 瑠妃(とうじょう るび) :声:千葉紗子
:カラスを使った魔術が得意な魔女の一族の少女。幼い頃、夜の都会に出かけていた際、大好きだった両親を理不尽な交通事故で亡くす。それ以来、「人間」が両親を奪ったと考えるようになり、すべての「人間」と「人間の文明」を憎むようになった。しかし、敵対していた月音達に心を開くようになり、かつての純粋な願いを思い出すことができた。
:その後男(月音)目的で学園で働くことになるが、理事長の「仕事に私情は挟まない」という方針のため、中々月音に会えずにいる。
;青野 響子(あおの きょうこ)
:月音の従姉。幼少時、月音とは姉弟の様に育てられ、またいい加減な親に代わってあれこれ世話も焼いていた。ちょっと天然系と月音は言ってるが、言動・行動を見る限りちょっとどころではない。また思い込みがかなり激しい。実の姉弟ではないが、ブラコンと言っても差支えがないくらい月音を溺愛している。
:ずっと月音の姉代わりとして月音の傍にいたのに、月音が携帯も持たず地図にも載っていない陽海学園に入学して離れ離れになったのが我慢できなくなり、学園祭の時に陽海学園を訪れてきた。ちょっとでも学園の怪しいところを見つけたら陽海学園から月音をつれて帰ると言い放ち、月音たちはあたふたするはめになる。
;お館様(おやかたさま)
:魔女を統括するモノ。魔女の住みかを奪っていく人間に対して強い憎しみを持ち、人間の住む街を潰滅させようと試みる。身寄りのない瑠妃を引き取った育ての親でもある。
;黒乃 アゲハ(くろの あげは)
:スタイル抜群で派手目なくるむの母親。純情なくるむと異なりあらゆる男を虜にしまくるサキュバスらしい性格。月音まで誘ってきた。月音にくるむを襲っていいとまでいう大胆な発言もする。
;白雪 つらら(しらゆき つらら)
:落ち着いた雰囲気のみぞれの母親。容姿も性格も親子ともどもそっくりだが、感情的になると氷で刃物を作り出してしまう。月音には是非ともみぞれの夫となり子作りに励んでもらいたいと思っている。

